mayunanoblog2の日記

これイイな♪と思ったアイテムやプチ情報などを、不定期に🆙。

レトロで贅沢な香り.。o○✨🌹

 昔、アメ横の某海外ブランドコスメショップに勤めていた頃、

お客様が問い合わせしてきた香水。

 

ロシャス:マダムロシャス

 

いかにも昔風な香水✨

 

 香水ボトルが陳列されている棚にはない商品でした。店の奥にいたベテラン上司が、

「うちでは取り扱っていない。もう廃盤だから、なかなか見つからないかもしれないけど、もしかしたらこの奥のゲート下方面の店舗なら、商品の回転が遅いからあるかもしれない」と。トレンドでない、いわゆる古き良き名香は、埋もれてしまいがち。私が勤務していた店は比較的新作やトレンドを扱っていて、商品の回転率も早かった。

 

 私もマダムロシャスが欲しくなり、まだネットが今のように普及していない時代にファッション雑誌や香水カタログを読み漁り、お洒落なボトルと〃高級感ある香り〃の香り紹介に惹かれてすぐに購入しました。上野駅を背にして、アメ横の奥の方の店にありました! 事前に某駅の高島屋の香水売り場でも当時はたまたまあったんですよね。香りはどこかのデパートで確かめて、アメ横で安く入手するのが当時の私のスタイルだったのです。

 

 香りはフローラル アルデヒト。アルデヒト香水の代表格のシャネルNo.5は苦手でしたが、こちらの香りはなぜか大丈夫でした。

 

 グリーンやヒヤシンスとネロリ(オレンジの花)などの柑橘系がぱっと広がり、意外にも若々しい印象。そしてジャスミンやローズの王道のフローラルに、きりっとしたアイリス、甘く魅惑的なチュベローズ、清楚なライラックやスズランとまさに花園のように複郁とした芳香が展開。

 

 ラストノートのアンバーやサンダルウッドが香りに奥深さを、シダーのモッシーさが神秘さを。ムスクがほんのり官能を添える、……優雅な〃マダム〃の名のとおりの香調ですが、若い女性にも似合います。シャネルの5番より癖がないと、私は気に入りました✨

 

 当時はそんな概念はなかったのですが、最近検索してみると、石鹸の香りでヒットするんですよね、マダム ロシャス。確かにあの素敵な残り香は、高級な石鹸を思わせるかもしれない。単なる石鹸の香りでは物足りないという方には、ぜひおすすめしたい逸品です。

 

 

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  石鹸つながりでもうひとつ、ベストセラー香水をご紹介♪ 

 当時も今もメタルっぽいボトルデザインが斬新で話題と目を引いたのが、

 

 パコ ラバンヌ:カランドル

 

 

メタリックなデザインが今でも小粋

 

 ベルガモットとグリーンが爽やかに、ミドルのホワイトローズとヒヤシンス、そしてスズランの白い花々が清らかに甘く広がります。ただ甘いだけでなく、ベースのベチバーとガルバナムのかすかなほろ苦さがアクセント。サンダルウッドとオークモスの落ち着きとムスクのぬくもりが、香り全体をやわらかく包み込んでくれています。

 

 パコ ラバンヌも他にたくさんの種類がありますが、私はこのカランドルという香水しか知りません。石鹸の香水が流行っていなかった時代に、石鹸の香りのような残り香が魅力という説明に心惹かれて衝動買いしたので、他のシリーズに興味がなかったのですw

 

 

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 少し前の香水は、当然ですが今の新作にはない魅力があります。香りは時代を映す鏡だと感じますね。そしてどんなに〃軽やかでフレッシュな香り〃とされていても、やはりベストセラーといわれる歴史ある香水は、どこか重さがあり癖のようなものがある。でも、万人受けしないところが個性的で素敵だと、今では思えるようになりました。

 

 そして香水は、原材料の不足や規定の改善(改変❓)によって、使用できなくなってしまうことも多々あり、全く同じ香りの香水は作られなくなってしまうこともあるデリケートな生き物なのです。

 

 だからこそ、香水って貴いですよね✨ もし購入した場合、古くなってしまっても捨てないで取っておくのは、素敵なことだと思います。二度と手に入らないかもしれないかもしれない名作なのですから(*^o^)/\(^-^*)

 

 

 

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